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2006 企画方針
●フェアの全体企画、および各分科会で企画を立てる上のガイドラインです。
9/27世話役会で了承し、10/1の実行委員会で報告されました。
1)各団体が交流・連携しての発表をめざしましょう
 市民活動フェアは、参加団体が単に自分たちの発表や展示を行って、訪れた市民に自分たちの活動をアピールできれば、それでいいというものではなく、参加団体同士の交流によってお互いの活動を向上させることも、目的のひとつにしています。
 実際、今回の参加申込書にも、ほかの市民活動団体と交流をしたいと記入された団体が、多く見られます。
 ホールの舞台で活動の発表をするにしても、それぞれ割り振られた時間どおりに出演しておしまいというのでなく、展示や発表内容に参加団体同士の交流や協力が感じられると、市民活動フェアならではのスタイルを市民にアピールできるでしょう。
 では、具体的にどのようにすれば、参加団体が連携した発表になるでしょうか。
 たとえば市民ミュージカルを例に考えると、30分のステージで5曲披露して終わりました、というだけでは文化祭などのイベントに出演したのと、変わりません。それが今回の市民活動フェアでは、教育・文化部門にキーボード演奏の会である「味来の会」が参加しています。1曲でも伴奏を味来の会にお願いできたら、どうでしょうか。また、ミュージカルの記録VTRの素材も残っていますから、同じ部門の「インターネット博物館」に編集していただいて、プロジェクターで映写しながら、歌ってみたらどうでしょう。1つの団体だけで発表するよりも、面白い内容になるでしょうし、参加団体同士の協力と交流があってこその発表になります。こういうぐあいに、各参加団体が工夫・協力して楽しいものにしていきたいものです。
 初めて出会ったほかの団体に声をかけて、検討してもらい、準備を進めていくのは、なかなかたいへんなことで、自分たちだけの発表をするほうが、ラクなものですが、市民活動フェアの意義を高めていくためにも、各団体が少しでも工夫してみましょう。
 とはいえ、日ごろの活動の忙しさを含め、必ずしもほかの団体と連携できにくい性質の団体もありますから、あくまで努力目標ということで、実行委員会として強要するものではないことにしておきたいと思います。
2)参加メンバーに、交流目的を周知させましょう
 市民活動フェアが、参加団体同士の交流も目的であることを、団体のリーダーの皆さんはよく自覚していますが、団体内部の会合で、メンバー全員にもそのことを事前によく認識してもらってください。リーダーからしっかりガイドすることで、盛り上がりが変わってくるものです。
3)開会式は全団体の参加で
 市民活動フェアは、参加団体がそれぞれ割り振られた場所で、それぞれの展示をすればいいというものでなく、みんなで協力してフェアそのものを盛り上げ、成功させたいものです。
 昨年までの反省点として、開会式が事務局スタッフ中心の少人数で行われ、吹奏楽団などのゲスト出演をお願いしているのに、ホールの客席が閑古鳥といった問題があります。
 いっぽうで、各会場においては朝からの展示準備に忙しくて、開会式に参加するどころではないといった実情もあるようです。会場の準備は前日夕方から取りかかれるわけですから、今回は基本的に前日のうちに準備を完了させていただき、当日の朝はみんなで開会式に集結して、スタートから盛り上げましょう。
 どうしても当日の準備がある場合でも、各団体から1人は開会式に派遣してください。今回の参加団体は70を超えているわけですから、1人ずつ出るだけでも80人以上集まれる計算です。開会式がさびしいと、訪れた一般市民の皆さんもホールに入りずらいでしょう。
4)お客様の動員は参加団体の努力で
 ホールでの発表や、実演で普通以上の場所と時間をとっているにもかかわらず、訪れるお客様が少ないケースがあります。お客様へのPRは市の広報をはじめ、本部からの宣伝など努力していますが、最もお客様を呼ぶことができるのは、出演団体そのものであり、団体の責任であることを前提に考えましょう。
 たとえば今年2005年の市民ミュージカルでは、2千人以上のお客様に来ていただきましたが、いくら新聞や広報で話題になっても、まったく一般の市民で見にきてくれるのは、せいぜい50人から100人です。1900人以上のお客様は、みな出演者の知り合いや家族なのです。だから出演者をできるだけ多くすることが大事で、今回でも150人に出演してもらっているわけです。
 なにしろ展示室がにぎわっていないと、一般の人は入りずらい雰囲気を感じて、ますますお客様が入らない悪循環になります。動員に相乗効果を出すには、まずは知り合い・身内という組織票に、しっかり来場いただく努力をしましょう。
5)参加団体の底辺をさらに広げましょう
 団体の中には、当日の出展だけはできるけれども、事前に実行委員会へ参加したり、全体企画に参加するまでは無理という事情もあるようです。市民活動フェアとしては、同じレベルで参加いただかないとダメというのでなく、各団体の実情に応じて、ひとコマの展示参加のみでもOKという方針で、フェアに参加できる団体の底辺を広げていきたいと考えます。
 また、必ずしも参加していない団体でも、我孫子市内で市民活動を行っている団体の存在について、フェアでお知らせすることも意義があると考えます。たとえば市内には少年野球やサッカーチームが数多くあり、どのくらいの数のチームが活動しているのかを一覧の形で掲示したり、各チームが希望すれば団員募集のチラシを置いてもいいことにすれば、市民活動フェアにはまったく縁がないだろうと思っていたスポーツ団体にも、今後の関心をもっていただくことにつながるでしょう。
6)参加・体験のできる展示を工夫しましょう
 これまでの活動を知ってもらうためには、パネルでの展示が手っ取り早い方法ですが、このごろはインターネットで簡単に見聞きできる情報があふれていますから、展示にはナマの体験ができる、参加型のものを工夫したいところです。
 たとえば市民ミュージカルの場合、単にこれまでのステージから歌を披露するだけでは、発表会と変わりません。ステージ以外のブースを設定できるなら、そこに譜面と楽器をおいて、お客様がコーラスの練習を体験して歌ったり、ステージにも出演者といっしょに登場して歌うといった、発表会ではできないような参加型のものにしようと計画しています。
 各団体ごとに、いろいろな工夫ができるのではないでしょうか。
7)閉会式の改善
 閉会式の内容については、各団体とも2日間の出展と片付けで疲れたところであり、昨年までもいろいろと反省ポイントが出ています。
 今回のように参加団体が多いと、各団体ごとにスピーチをいただくのは時間的に不可能であり、それぞれの団体の紹介や交流は、2日間の本番において実践いただくことにしたいと思います。
 アトラクションを行う場合も、長くならないプログラムにして、かつスピーディーな進行を工夫したいと考えます。
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