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2010年のポスター・チラシ
●江戸の昔も、このように手賀沼越しに、富士山が見えたことでしょう。
※下段にこのポスターの制作趣旨をご紹介。
ポスター制作者紹介:吾妻 勝彦さん
市民活動フェアinあびこ2010のポスターのデザインをお願いした吾妻勝彦(あづまかつひこ)さんは、市内のNPO法人でお仕事をしながら、我孫子のボランシカ(※)に深くかかわっています。

これまでにも「白樺派のカレー」のランチョンマットやレトルトのパッケージのデザインを手掛けられたほか、昨年9月の市民活動イベント「わたし、始めちゃいました!」のポスターも制作していただきました。

フェア実行委員会事務局から最初に依頼があったとき、まず吾妻さんの頭に浮かんだのが「江戸の町人文化」というイメージでした。そして今回のフェアのテーマを詳しく聞いていくうちに、江戸時代の長屋の風景をモチーフにしたポスターを描こうと考えたそうです。

“江戸時代”というイメージの背景にあったのは「自助」、「共助」というキーワード。その頃の町や村に暮らす人々が、自分たちでできることは自分たちで、あるいはお互い助け合いながら生きていた様子と、現代の我孫子のまちで活躍するボランシカの人々の姿と重ねあわせて描くことができれば…。

そんな吾妻さんの思いがこもったポスターの真ん中には、我孫子宿(じゅく)でボランシカをしている人々が温かい笑みを湛(たた)えて集っています。例えば、高齢者などの外出を助ける駕籠屋(かごや)さん、木製の車いすを押す浪人さん、独り暮らしのお年寄りの家を修理する大工さん、不要品を回収してリユース・リサイクルする男性、我孫子の歴史を調べたりまちを案内したりする御隠居(ごいんきょ)や噺家(はなしか)、商家(しょうか)のおかみさんのグループ、まちのお休み処で働く若い女性―。

このポスターには、いつも我孫子のまちのどこかで活躍している人々が、江戸時代の我孫子宿のイメージを借りて描かれています。
※ボランシカ は、ボランティアと市民活動を組み合わせた、我孫子のオリジナルWordです。
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